いきいきと働く愛らしいワンちゃんたちの写真がいっぱい!

2003年に身体しょうがい者補助犬法ができ、介助犬たちは、電車やバス、公共の建物にはいれるようになりました。その一方でこまったことも起こりました。 盲導犬をのぞく介助犬たちは、厚生労働省が認めた団体が行うむずかしい試験に合格しなければ、介助犬としてはたらくことができなくなってしまったのです。 さあ、たいへん。日本ではじめての介助犬として認められていたグレーデル号が、なんと、試験に落ちて、落第犬となってしまいました。ユーザーの野口さんも、グレーデル号もがっかり!もう電車にのることも、図書館にはいることもできません。 そういう状況のなか「自分の飼い犬を介助犬にしよう!」という運動がうまれてきました。公共の建物にはいれなくても、乗り物にのれなくても、身近なところで、介助をしてくれる介助犬を必要としている障害者はたくさんいます。 そこでホームヘルパー犬という制度ができました。ミルキーはその第一号です。

介助犬、ホームヘルパー犬にできること
ドアチャイムをピンポーン!と鳴らせるよ。
鼻先や口をつかって、ベッドや車いすに、ご主人の足をのせられるんだ。
おかしのふたも、口でひっぱって、すっぽん!ビニール袋も、ぴりっ!
ドアだってあけられる。「はい、オープン!」「はい、クローズ」クローズって、英語でしめるってことだよ。
わりばしをわったり、ペットボトルもあけられる。ご主人に、ボトルをもってて
もらって、犬歯をつかってねじるんだ。ご主人は、指先に力がはいらないから、とっても助かるって。
まだまだできる。
レンジがとまったら、とびらをあけて、なかみをもっていく。
マジックテープをびりびりとはがしたり、てぶくろをぬがしてあげたり。
そうそう。床におちたものも上手にひろうよ。カードやなんか・・・
それから、新聞をとったり、郵便物をとったり
あれ、これってふつうの犬にもできるんだっけ?

このほかにも介助犬は、パートナの状況によって、いろいろなことができます。

買い物。
子守。
見守り。
電車の乗り降り。
エレベーターに乗るときにどういう位置に車いすを入れるか。
さがしものも得意です。
携帯電話。
めがね。
手帳、カギなど。
ぬぎすてた靴下や衣類をひろう。
ベッドからずりおちたふとんをひっぱりあげる。
身体の位置をかえたり、タオルをくわえてきたりなどなど。


歩行がうまくできない方のためには、そばについて、安心して歩けるように誘導したりするのも、介助犬の仕事です。

2014年1月に出版されますので、ぜひ読んでいただければと思います。
新刊紹介!ハンカチぶんこ
『実験犬シロのねがい』
(ハート出版、文・井上夕香、絵・葉 祥明)

『実験犬シロのねがい』がリニューアルされてハンカチ文庫になりました。 ハート出版さんの『ほんとうのハチ公物語』『南極犬物語』につづく第三弾です。 若き編集者、日高裕基さんの勇気あるご提案で「動物実験への鎮魂歌」というエピソードを、葉祥明さんは新たな挿絵を。私は文章を加筆いたしました。

「猫のチャッピー」「うさぎのピョンコ」「うさぎのフワフワ」のYou Tubeもできました。

地球生物会議ALIVE代表の野上ふさ子さん、ヘルプアニマルズの杉坂ゆかりさん、動物実験をしないで獣医さんになった中野真樹子さん、ほかたくさんの皆さまにに大きな力をいただきました。

*うさぎの目の実験についてのお知らせ*
2001年以前には、眼粘膜試験を含むいくつかの実験をして安全を確かめないと、国が化粧品原料として許可してくれなかったそうですが、今は法律がかわり、動物実験をしないで化粧品をつくる会社もふえてきたそうです。 ピョンコやフワフワの尊い命の犠牲が、少しずつ、少しずつ、新たな実験動物たちの苦しみをやわらげてくれているのですね。
小学館の美しい絵本
『ハナンのヒツジが生まれたよ』
(小学館・絵・小林 豊・文・井上夕香)

ハナンの家にふたごのヒツジが生まれたよ!子ヒツジの名前はムナとラナ。 ヨルダンの砂漠に住む羊飼いの少女ハナン一家の生活を通して、イスラム教の暮らしや文化をつたえる日本ではじめての絵本です。この本の絵を描くために、小林豊画伯ははるばるヨルダンまで取材にいってくださいました。



「ハナンのヒツジが生まれたよ」台湾版ができました!

むずかしい漢字が使われているのに驚かされました。そして漢字には、見たこともないルビがふられています。
台湾の子どもたちに、この絵本をよんでもらえると思うと、うれしさがこみあげてきます。

ハナンはヒツジ飼いの女の子
春がきて、かわいいヒツジのあかちゃんがうまれました。
夏の砂漠はどこもからから。
泉も井戸もからっぽに。

1か月つづくラマダーン(断食月)では、
日の出から日の入りまでなにも食べることができません。

これはイスラムの決まりを守り、
砂漠のテンでくらしている、
人たちのおはなしです。

ナジラ・サーラの臨死体験
『ムナ』

チビかわいいお話じゃ物足りない女の子のために ☆小学校中学年から☆
久しぶりの長編ファンタジーに挑戦しています。
この物語は、死後の世界に足を踏み入れた女の子、ムナのお話です。
舞台は気まぐれな宇宙のひずみに落ちこんだ異次元、「ゆらぎの星」です。
宇宙のあちこちから、この星に飛ばされてきたたくさんの子どもたちと一緒に、ムナ、は奇妙な事件の数々を克服して再生への道をたどります。
ムナは果たして現世にもどれるのか? それとも、また別の世界に飛ばされるのか?

ちょっと難しいかもしれないけれど、不思議な世界を好きな子どもや大人には興味深い作品になっていると思います。
今年どこかの季節で、1章づつWEB公開できればと考えていますのでお楽しみに!
公開が決まりましたら、またご報告しますね。

ハート出版の単行本
『レッツゴー・サフィー』

2ヵ月のラブラドールの赤ちゃん犬が、前山小学校の講堂にやってきた。 「かわいい!」わきあがる歓声!ボランテア活動を始めた林宗弘先生作詞作曲の「レッツゴー・サフィー」の歌が体育館にひびきわたる。 サフィーはパピーウオ-カーの南部さんの気持ちに応えてりっぱな盲導犬に成長。ユーザーの熊澤さんと楽しく暮らしていたが、運転者の不注意から横断歩道で事故にあってしまう。 子どもたちの夢と地域の愛から生まれた盲導犬サフィーの実話です。

サフィー賠償判決の結果。「目の不自由な人にとって盲導犬は生きがいだ。盲導犬を育てるためには愛情にくわえて多大な費用がかかる。白杖などの道具といっしょにすることはできない」として、サフィーを育てた中部盲導犬協会に
294万円が支払われた。
サフィーのインタビュー記事。中日新聞豊田支局の杉山直之氏「サフィーの命ふきかえして」

サフィー裁判関係の掲載誌。中日新聞、朝日新聞、毎日新聞、ほか多くのメデイア。
関連本 『盲導犬サフィー命の代償』(講談社、秋山みつ子著)

「レッツゴー・サフィー」のご注文はハート出版 03-3590-6078

家族大好き!子供大好き!アットホームコミック
秋田書店の「フォアミセス」巻頭カラー100ページ!
『レッツゴー・サフィー』
(漫画・高見さち子・原作・井上夕香)

飼い主をかばって横断歩道で事故死した盲導犬サフィーは、小学生のボランティア活動で贈られた赤ちゃん犬だった。やさしいパピーウオーカー夫妻。犬が大好きなベテラン訓練士。きびしい訓練を終え晴れて盲導犬となったサフィーは中途失明した熊澤さんの生きがいとなって幸せに暮らしていたが・・・。 「盲導犬は白杖と同じようにモノとしか扱われないのか?」 サフィーの賠償裁判をめぐり多くの人が盲導犬の役割について考えさせられました。
秋田書店ホームページ  http://www.akitashoten.co.jp

第56回青少年読書感想文全国コンクール毎日新聞社賞受賞。
『実験犬シロのねがい』
(ハート出版)

「あなたは知っていますか?捨てられた犬や猫がどうなるのか?捨てられた犬や猫はこっそりと動物実験にまわされています」 かわいそうなシロの姿は、いくつものテレビ番組で放映され、新聞や雑誌にも大きくとりあげられました。野上さんたちが行った、実験施設のある国立病院に対する動物実験廃止をもとめる署名運動では一カ月で一万名もの署名が集まり、たくさんの激励がよせられました。 このシロの事件をきっかけに、シロの死から15年たった2006年3月31日、捨て犬、猫の実験用払い下げは、日本全国で終了しました。
監修 野上ふさ子(地球生物会議、動物実験廃止・全国ネットワーク代表)
www.alive-net.net

タイ語版
『実験犬シロのねがい』
『シロと歩いた道』
(秋田書店・フォアミセス・漫画・高見さち子さん、原作・井上夕香)

実験犬シロのねがいの漫画版。
「知っていますか?こんな犬がいたことを・・・。」 高見さち子さんが描くシロちゃんの絵が涙をさそいます。 その他、かわいいワンちゃんもいっぱい登場して・・・。漫画ならではの魅力と感動にあふれています。

第13回読書感想画中央コンクール自由課題優秀賞1位
『星空のシロ』
(国土社・絵・葉祥明、文・井上夕香)

シロの事件を広く知らせたいと『地雷でなく花をください』や『風とひょう』(ボローニヤ国際児童図書館グラフィックス賞)の葉祥明さん、シロの救出に奔走された「地球生物会議」の野上ふさ子さんと頭をよせあって企画したシロちゃんの絵本です。国土社の石関恵美子さんにお世話になりました。 書評、記事掲載、インタビュー。毎日新聞、朝日新聞・毎日小学生新聞など。 悲しくも心温かいシロちゃんのお話を、葉祥明画伯が心にしみるタッチで謳いあげた美しい絵本です。

第47回青少年読書感想文全国コンクール奨励賞受賞。
『ばっちゃん』〜助けられた繁殖犬たち〜
(小学館・写真絵本。写真・小関左智さん

「ペット屋さんのかわいい赤ちゃん犬たち。この子たちのお母さんはどこでどうしているのかな?ひどい環境のなかで子犬を産まされていた94匹の繁殖犬の救出ものがたりです。写真家の小関さんは繁殖場の写真撮影のために大変な苦労をされたそうです。「ばっちゃん」は今でも学校の図書室などでで多くの児童に読まれています。
毎日新聞の川鍋亮さんが事件をとりあげてくださいました。
ばっちゃんグッズ商品化(ラリーズカンパニー)www.larryscompany.com ラリーズカンパニー代表の宮崎和世さんは、ばっちゃんのいた繁殖場をみつけ出した方で、動物保護のボランテイアの人たちといっしょに多くの母犬を助け出しました。犬が大好きで「クッチェッタ」というペットも泊まれるペンションを浜名湖のほとりで経営しています。

わたし獣医になります!
(アメリカ動物病院記・ポプラ社ノンフィクション(1)

小学3年生のときリスのクッピーと愛犬エリカを亡くしたシューコは、獣医になることを決意、アメリカにわたって猛勉強にはげむ。 獣医大学の研究費でアフリカに行く機会を得たシューコは、密猟や森林伐採で激減したゴリラを探し、ふんを集めて「抗生物質に対する抵抗力」を調べた。 晴れて獣医になったシューコは、動物たちのより幸せを願い東洋医学を学び始める。ちょっとお茶目なドクター・シューコと動物たちのとっても楽しい実話です。 群馬県夏休み推薦図書。長野県課題図書。

『空飛ぶ車いす』
(素朴社)(文・井上夕香・画・鴨下潤・)

栃木県課題図書。「もったいない!」日本では約3万台の車いすが捨てられている。 しかし世界には、車いすが高くて買えない人がいる。 工業高校生たちが心をこめて修理した車いすが、今日もアジアの空に飛びたっていきます。さあ、あなたも輸送ボランテイアや書き損じ収集ボランテイアに参加してください!詳しくは空飛ぶ車いすを応援する会へ!
東日本震災の被害地から要請を受けて2011年6月13日現在、すでに179台の車いすが、工業高校生の活動で被災地に届けられました。
空飛ぶ車いすを応援する会 www.nisshasai.jp/soratobu/index.html
朝日新聞紹介「再生車いす海外へ贈ろう」で家庭部の小川雪記者が支援運動と本を大きく紹介。
書評Asahi・com 「空飛ぶ車いす」の活動は、秋田書店のアットホームコミック「フォアミセス」の「日だまり揺れて」の後半で大活躍する予定です。

クークークー!とかわいく鳴いていた柴犬のクーちゃんが、すてきな校長先生一家と過ごした18年。どんな事件があったかな? 愛するペットの最後について考えます。 NHKにんげんドキュメント「 老犬クータ18歳」のプロデユーサー・,奥秋聡氏がご尽力。あと書きも書いてくださいました。

『み~んなそろって学校へ行きたい!』
(晶文社・監修・下川和洋氏)

(医療的ケアが必要な4500人の子どもたちの願い)要医療児の入園入学問題は全テレビが取材放映。朝日新聞の小川雪さん、TBSの山岡陽輔さん等が中心となってご苦労の末に多大な貢献をしてくださいました。 第二部に登場する東大和市の青木鈴花ちゃんは、今、お兄ちゃんや妹といっしょに元気に学校に通っています。 この本の書評・および記事掲載は、朝日新聞.。asahi.com。産経新聞。図書新聞。読売新聞、毎日新聞。東京新聞。月刊フィランソロピーほか9誌。 医療的ケアについてもっと知りたい方は「医療的ケアが必要な子どもと学校教育」下川和洋先生のホームページをごらんください。 http://homepage3.nifty.com/kazu-page/

漫画単行本 携帯読書
『学校へ行きたい!』
(秋田書店・漫画 河崎芽衣・原作井上夕香。

企画:療育ネットワーク川崎代表、ソレイユ川崎施設長・小児神経科医、江川文誠。 「子どもに障害が残ることを告げられた親は、葛藤しながら社会の重い扉を開けなくてはなりません。しかしその扉は、支えようとする人々に出会える、奇跡の扉でもあるのです」江川文誠。

『学校へ行きたい!』
(秋田書店フォアミセス・巻頭カラー100ページ。漫画・河崎芽衣・原作・井上夕香)

ぱいよん・・・それはイラン人の、いたずらっこ少年。日本の学校に入学してクラスに笑いを巻き起こし、町の人気者になっていましたが、あるとき、急に姿を消してしまいます。 父親の強制送還で泣く泣くイランに帰っていった中野区丸山書学校1年生の ネジャート・パイヨン君と地域の人たちの交流を描くノンフィクションです。 読売新聞メールかわら版に写真や記事が大きく載り、毎日新聞。産経新聞。図書新聞、朝日小学生新聞、毎日小学生新聞ほかたくさんの書評をいただきました。

『また会う日まで』
(秋田書店フォアミセス巻頭カラー100ページ・(漫画・高見さち子・原作・井上夕香)

1999年、実業之日本社から出版した「風のぱいよん」が、漫画になって生まれ変わりました。 日本の生活に慣れ、クラスの人気者になったパイヨン君。日本語もでき、お友だちと話せるようになりましたが、突然思いもよらないできごとが起きて・・・!? 「地球はひとつ!子どもに国境はない!」 外国人労働者家庭の強制送還問題を考えさせられる秋田書店「フォアミセス」の漫画です。高見さち子さんの絵が圧巻!後書きで、担任だった為国里美先生がパイヨンの思い出を語っています。

砂漠の港街アカバ・・アラビアのロレンスゆかりの地で暮らした生活記。 断食月、巡礼月、多妻、遺跡、伝説、魔術、女性の暮らしなどなど、びっくり仰天の毎日でした。大人向け。 インタビュー記事・読売新聞。 書評・日本経済新聞。産経新聞。図書新聞ほか。 「NHK探検ロマン世界遺産ペトラ」制作に協力。

『ライト兄弟』
集英社
『我想志上学』
(台湾版)
『魔女の子モッチ』
(学習研究社)
『魔女的孩子莫奇』
(中国明天出版社)
『魔女的孩子莫奇』
コミック版(中国明天出版社)
『ちびだこハッポン』
太平出版
『ドーナツおばさんがやってきた』 太平出版社
『ハムスターにはまいったね』太平出版社
『ぎょうせい ララバイストーリー』
『魔法のファンタジー』
共著(てらいんく)
『みつばちマーヤ』
主婦の友社
新聞長編連載小説、雑誌など 『朝日小学生新聞』~「ヒッポと空色人魚」「ふしぎな霧の子さがし」「魔法のひそむエプロン」「へんてこ事件の発生」「六時の鐘が鳴った時」「ネズミゲーム」 『毎日小学生新聞』~「ハムスター物語」聖教新聞「カラスになったカラス君」 雑誌。『学研読み物特集』「リーフィーエンジェル・トルーファ」「なんたって新発明」「ムナとジンの魔法」ほか多数。 『こじか』4回読み切り連載~「和琴のはなし」「トフテイさんの雪」「チーキーねずみのシリーーズ」「ポンコツ自動車キチ」「大きなモミの木と小さなモミの木」「ちいちい怪盗団」「三匹目の子ギツネ」ちっちゃなゴッキー」「ふしぎな羽かざり」「赤い魔物」「ふしぎな夢」「おしいれベッドのタヌチッチ」「たなばた物語」「気のいいイモリ」ほか多数。
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